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5月27日、第4回アフリカ開発会議(TICADW)の開催に合わせ、アフリカの開発と女子教育」シンポジウムを主催しました。
これは、アフリカにおける女子の就学率及び就学の阻害要因を分析し、国連ミレニアムサミット開発目標(MDGs)に沿って、教育を受けられるための環境づくり、教育の質の向上、女性に力をつけることの重要性について議論し、問題解決の方策を探る会議です。
ジョンソン=サーリーフ・リベリア大統領、喜多日本赤十字九州国際看護大学長による基調講演の後、国際機関等で女子教育の支援活動を行っているパネリストによるディスカッションを行いました。
基調講演に先立ち、私から、途上国をはじめとした子どもの未就学率など、世界における教育の現状を踏まえ、
・女子教育は、妊産婦死亡率や幼児死亡率、感染症などのまん延防止につながるとともに、子どもの就学率を向上させ、貧困を削減するなど社会の発展に大きく寄与するものであること
・初等中等教育段階での男女格差の解消に向けて、途上国だけでなく、国際社会を挙げて改善に取り組む必要があり、そのためには女子の教育状況の改善が不可欠であること
・アフリカにおいても、学校と教育行政が問題意識を共有し、国が一体となって教育を行ってきた我が国の取組が参考になること
・我が国においても、国会議員や企業の管理職など女性の進出が十分に果たされていない分野が存在し、その改善に取り組む必要があることを述べ、参加者への感謝と期待を述べました。
その後のパネルディスカッションでは、途上国における教育の現状や、アフリカ諸国及び日本を含む国際社会が今後取り組むべき課題について次のような議論が行われました。
・初等教育における就学率の途上国平均は86%(男子88%、女子83%)であるが、サハラ以南アフリカは、70%(男子73%、女性67%)となっている。学齢でありながら学校に行っていない児童の数は、途上国全体で約6800万人で、この約半分にあたる3300万人がサハラ以南アフリカにおり、この54%が女子である。
・女性教育の阻害要因は、紛争、交通手段などのインフラの未整備、児童労働、女性に対する暴力など様々なものがあり、これらを取り除くための多面的なアプローチが重要である。
・サハラ以南アフリカにおける中等教育での女子の就学率は25%である。中等教育は、児童婚を防ぎ、母子の死亡率や感染症の予防に資するなど教育の恩恵を増大させるものであり、その普及を図るべきである。
・ライフサイクルを通した女性の支援を促すことが必要であり、初等中等教育、高等教育、職業訓練、ノンフォーマルな教育を含んだ幅広い教育機会の提供が重要である。
・政府、保護者、市民組織、企業などのパートナーシップの基盤の強化・拡大が必要であるとともに、アフリカ内又はアジア・アフリカ間の協力を通して知識の増進と経験の共有の促進が重要である。
シンポジウムでは、女子が教育を受けることは、人権の観点から当然の権利であるだけでなく、貧困削減や社会発展につながるものであることから、紛争の影響下にある国においても取り組むべきであり、ミレニアム開発目標の最終年である2015年に向けて、様々な主体による取組を進める必要があることが確認されました。
最後に、女子教育の重要性が、今回のアフリカ開発会議(TICADW)の成果文書の中に盛り込まれるよう強い要望が出され、大成功のうちにシンポジウムを終わることができました。
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